おしゃれな扇子

扇子が持つ本来の意味と役割とは?

扇子が持つ意味とは?

扇子には、様々な用途とそれぞれが持つ意味や形式があります。

あおいで風を送る使い方や、和装の時の必需品、芸事やお茶の世界で使われる扇子ですが、それぞれの分野で意味や形式が違うようです。

扇子

その役割とは、どのようなものでしょうか。

「あおぐ・飾る」

扇子の役割には2つあり、1つはあおいで風を送り涼をとるため。

扇子が誕生した頃、大きさは30cmほどあり、すべて木で作られたものでした。

その後、竹と紙を用いて夏用の扇子が作られると暑さをしのぐために使われるようになり、日本に扇風機が普及しはじめるまで、扇子は庶民の必需品だったのです。

もう1つの役割は装飾品です。

平安時代では、貴族が正装する際の必需品だったほか、茶道、能、舞の芸ごとにも欠かせない道具でした。

「扇子の誕生」

平安時代の初期、木簡(昔のメモ帳)を持ち歩くために使われたのが始まりです。

檜扇(ひおう)と呼ばれ、片端を綴じた形のものでした。

はじめは男性が使っていたものが、次第に檜扇に絵が描かれ、女性が装飾品として持つようになりました。

のちに、現在の扇子の原型が出来て、日本の扇子は鎌倉時代に中国に渡りました。

そして中国で両面貼りになった扇子は、室町時代に逆輸入され普及したのです。

鎌倉時代まで、この扇子を使えるのは貴族や神職者と決まっていましたが、この頃になり

やっと庶民が使えるようになったそうです。

時代が流れ、江戸時代には庶民の必需品になり、やがて日本の重要な産業の一部に発展しました。

「和の作法に欠かせない扇子」

扇子は、向かい合う相手と自分との間に「結界」をはるもので、結界とは仏教用語であり、聖域と俗世を分ける「境界線」を意味したそうです。

そこから、扇子を前に置くことで相手を高め、自分は「へりくだる」という意味に転じたようです。

たとえば、目上の人の前で扇子をおへそのあたりにさりげなく持つことで結界を表します。

この姿、皇室の方々が閉じた扇子をそのようにして持っているのをテレビで見たことがありますね。

そんな作法ができてこそ、ワンランク上の女性といえるのでしょうね。

着物を着た時には帯の左脇にさしておきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

扇子は和装、洋装どちらで使っても良いのです。

扇子の意味、ひとつひとつがとても奥深いものなのですね。

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